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独創性あふれる製品についての雑感
なんだかAppleの話ばかり”Mac狂?”と思われそうですが、私はWindowsもUNIXも使うので、その辺誤解無きよう・・・。けれども、最近はApple社製品、かなりはまっているかもしれません。その中でも「AirMac Express」には驚きました。(ちなみにWindowsにも対応した製品です。)

この製品は、単なる「ポータブルなワイヤレスルーター」ですが、ユーザーにコンピュータ利用の新しいスタイルを提供するだけでなく、利便性を飛躍的に向上させます。
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図を見ながら読んで欲しいのですが、これまでパソコンの利用範囲は、無線LANを使ったとしても、限られたものでした。ADSLルーターからパソコンまでは無線でも、音楽デバイスやプリンター、スピーカーはケーブルで結ばれていました。

プリンターに関しては”プリントサーバー”というLANや無線LANに対応したものがありますが、結局Ethernetケーブルや無線LANの電波の範囲に縛られていました。スピーカーなどは、ラインケーブル以外の選択肢はありませんでした。

しかし、AirMac Expressを使えば、これらの問題が一気に解消されます。
まず、これをこれまでADSL無線ルーターの電波では届きにくかったところに置けば、電波の範囲が増幅され快適に使えるようになります。例えば、自宅のパソコン部屋から居間、そして庭などに無線LANの恩恵を広げることができるわけです。

また、AirMac Expressには、USBポートが付いているので、プリンタをワイヤレスに対応させることが可能です。

さらに特筆すべきは音楽への対応です。AirMac Expressには、オーディオ機器と接続するミニジャックとオプションで光端子を接続することができます。そこにご存じiTunesを使えば、パソコンのiTunesからAirMac Expressに接続されたオーディオ機器に音楽を配信することができるのです。
例えば自分の部屋から居間のAV機器に好きな音楽を流しっぱなし、ということもできる。どこにいても自分のiTunesライブラリを再生できる。これはすばらしい。

あとAirMac Expressは、非常に小さいので(PowerBookのバッテリーと同じサイズ)持ち運ぶことが容易です。Appleのサイトにも書いてありますが、ホテルの部屋にあるLANサービスのケーブルを挿せば、そのまま無線インターネット環境が構築できます。インターネットに接続できなくても、無線LAN対応パソコン同士で(当然、Mac-WinもOK)データの交換や、互いのiTunesライブラリを聴くなんてこともできるわけです。

考えればまだまだきりがないですが、たかが12,800円の製品がこれほどのインパクトを与えたことがあったでしょうか。おそらくスペックだけを並べれば他メーカーの製品にも肩を並べるものや、さらに優れているものがあるかもしれません。
しかし利用者の立場から見ればスペックなんて本当にどうでもいいことで、自分のPCライフスタイルに新しい刺激が加わり、発想そのものが変わっていくような製品こそが、価値のあるものなのだと思います。
by ism_maskin | 2004-06-16 15:10 | クオリア
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